「ポイント失効間近です」のメールを受信し、慌てて所有のポイントを確認、その範囲で買えるものを血眼になって探す、という行為を数日に一回はやっている。
大抵は中途半端なポイント数なので、送料等いれると結構な額を追加しなくてはならなくなってしまい、もったいないと思いつつ大半は放置したままである。
ざっと挙げるだけで、Yahooショッピング、楽天、アパレル関係、ビデオ、本、旅行関係などいつ購入してついたのか、自動的についたのか不明なポイントの「期限が切れます」という告知メールが次々に来る。
これはうまいこと考えてある仕組みだ。「はやく使わないとせっかくのお得なポイントが消えちゃいますよ〜」と煽られ、「モッタイナイ」と急き立てられた挙句余計な出費をしてしまう。消費者心理をついた方法だと思う。
自分の場合、追加支払いが必要になってクレカを入力しようとし、ハッと気がつき止めるパターンが多い。
一連の流れのうち、クレカ入力という行為が面倒なため、いいブレーキ役になっている。これがない場合だとずるずると確定ボタンまで行ってしまうだろう。逆に考えるとショッピングサイトでユーザーに気軽に買ってもらうにはクレカ入力の面倒さをどうクリアするかが大事なのだと思った。
ネットだと衝動買いが簡単にできてしまう。少額のものであればダメージは少ないものの、高額なものだと後悔先に立たずだ。
ネットショッピングは即決するのではなく、一旦留保した上で翌日に再考するといいのかもしれない。そうすると冷静に判断できるのではないかと思った。そうはいうものの「数量限定」とかで「残り○個」となっていたときは焦りで判断力が極限まで低下し、購入確定ボタンを朦朧としながら押して、購入確認の返信メールが来て心底ほっとするという流れに冷静な判断を差し挟むのはなかなか難しい。
ここでそのソリューションを考案した。ネットショッピングの際、確定ボタンが表示され、あとはそれを押すだけという画面でカーソルをそのボタンの上に置いた瞬間に「本当にそれは必要か」などという警告文がオドロオドロしい色彩のポップアップで表示される。あたかも「あなたのPCはウイルスに感染しました」というフィッシングサイトのあれのように。また、映画泥棒みたいなキャラが警告音とともに出て来るとなおいい。それでも購入を強行するのは本当に必要なモノであろうと思われる。ブラウザツールとして誰か実現してくれないだろうか。