どうぶつの森

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animalsFalest.png惰性でずるずるとゲームをしていて無駄な時間を過ごしている。その時間泥棒の筆頭のソフトは3DSの「とびだせ どうぶつの森」である。

「とびだせ どうぶつの森」は2012年に任天堂から発売されたソフトで、ジャンル分けするとすればシミュレーションである。架空の村を舞台に擬人化された動物の住人らとコミュニケーションを取りつつ、村の環境整備や様々なイベント、資金を稼いで衣食住の充実などを楽しむ。

決められたストーリーはなく、何をするかはプレイヤーの自由なので、釣りをしたり、虫取りをしたり、買い物をしたりと勝手気ままに遊ぶことができる。現実の時間とリンクしているので、夜中にプレイするときには店は閉まっているし、出歩いている村人はほとんどいない。環境も実際の季節に応じて変化し、今の村は雪が降っている。

村には喫茶店もあるのだが、意識してイベントを発生しようとしない限りは(ある条件を満たすと店でアルバイトをするイベントが発生する)その店ではただゲーム内のお金を払ってコーヒーを飲むだけになる。ものっすごく無意味な行為と思いつつも店に入って美味しい(と、思う。たぶん)コーヒーを飲んで満足している。

また、ネットに接続すると公開された他人の村に遊びに行くことができる。公開されているだけあって、村の環境や住居(中に入れる)のセンスには目をみはるばかりだ。充実したインテリアやハウステンボスばりに大量の花で装飾された村に費やされた時間や労力を思うと何がこのユーザーをここまで駆り立てたのか気になるが、こちらもレアな魚や虫や家具を求め村を行ったり来たり大騒ぎなので同じ穴のむじなといえよう。

この、自由度が高く終わりがないゲームシステムは非常に中毒性が高いため、家で空いた時間があるといつの間にか手に3DSを持ってプレイしている。ふと現実に返り、やらなければならないことを慌てて済ますという場面が多いような気がする。

「ゲームは時間を決めてやりましょう」と、30年以上前の子供の頃に言われていたのに、今現在もこの言葉をかみしめ、深く反省しつつも気がつくと3DSを手に取る不毛な日々である。